会社案内地域熱供給設備概要自然エネルギーの活用熱供給区域環境保全活動

地域熱供給の導入効果

エネルギーの面的利用に貢献

1ヶ所または数ヶ所のプラントから複数の建物を導管で結んで冷房・暖房・給湯・ロードヒーティングなどに使用するために冷水・温水・蒸気を送る地域熱供給は、エネルギーの面的利用の大規模な形態です。省エネルギー面で、環境面で、都市づくりの面で大きなメリットを発揮します。

街の環境保全に効果を発揮します

地域熱供給では熱源を集中設置するため、大気汚染、騒音・振動等の環境対策やヒートアイランド防止にも効果があります。

■地球温暖化の防止 〜大気汚染の軽減〜

個別熱源方式に比べて、二酸化炭素排出量や窒素酸化物、硫黄酸化物の排出量削減ができ、地球温暖化の防止や大気汚染の軽減をはかることができます。

・地球温暖化
地球温暖化は、温室効果ガスと呼ばれる気体の濃度が上昇することによって起こっています。その中でも二酸化炭素は圧倒的な影響を及ぼしてきたと言われています。

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■ヒートアイランド現象の軽減

冷却塔、煙突などからの放熱を減少させ、ヒートアイランド現象を軽減させます。


・ヒートアイランド現象
都市化によるコンクリート、アスファルトなどの人工物の増加やエアコンなどの人工的な排熱の増加により、都市部に熱が貯まるヒートアイランド現象を生み出しています。

街の省エネルギーを実現します

冷温水や蒸気等のエネルギー供給をプラント一箇所で集中コントロールすることによって、都市におけるエネルギーの無駄な使用を少なくし、省エネ都市をつくりだします。 また、熱供給により冷暖房をまかなうことにより、電力負荷は照明・コンセント関係が中心となるため、お客様の電力の負荷平準化に大きく寄与します。

■個別熱源方式:個々の建物で空調設備をコントロール

■地域熱供給方式:プラント一箇所でコントロール

・一般システム(平均総合エネルギー効率0.749)
一次エネルギーの削減効果
個別熱源方式に比べ、一次エネルギーの使用量を約9.9%削減します。

・未利用エネルギー活用(平均総合エネルギー効率0.850)
未利用エネルギーの活用によりさらに大きな省エネルギー効果
未利用エネルギーを活用することによって、一次エネルギーの使用量を約20.6%削減します。

個別熱源方式と地域熱供給方式の平均エネルギー効率比較グラフ

出典:経済産業省 資源エネルギー庁「未利用エネルギー面的活用熱供給の実態と次世代に向けた方向性」平成20年3月

快適で利便性の高い街づくりを実現

地域熱供給は都市防災機能の向上、アメニティや都市美観の向上等、理想的な都市づくりにも大きな効果を発揮することから、多くの都市開発に取り入れられています。

■都市機能

【都市美観の向上】
建物個別の熱源設備が不要となるために屋上などが有効に活用でき、都市美観・景観の整備につながっていきます。

【安全な街づくりを実現します】
建物における火災発生源を削減します。

■利便性

【有効なスペースをつくりだします】
建物個別の熱源設備が不要となり、有効なスペースが生まれます。

【省力化が実現します】
プラント一箇所でエネルギーを供給するので建物個別の熱源設備運転要員が不要となり、人件費の削減が実現します。

【エネルギーの安定供給性が実現します】
プラントの24時間の運転管理によりエネルギーの安定供給を実現。また、エネルギー供給をトータルに管理することにより、エネルギー利用の効率的な利用を図ることができます。

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中央監視室の様子

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監視画面