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株式会社札幌エネルギー供給公社 フリークーリングシステム

多目的冷却塔システム省エネルギー対策

当社では冬期でも各お客様に冷水を供給しておりますが、従来方式では電動式のターボ冷凍機により冷水を製造しておりました。
北海道は冬期外気温度が9℃以下になる日が年間で非常に多いため、この冷熱を何とかして利用できないかという発想から、北国の冬期間の外気・冷気を有効活用するシステムを冷却塔に採用しているのが、フリークーリングシステムです。
これは、外気温度が9℃程度に下がると外気により冷却水を冷却する、外気活用型冷水製造システムです。

フリークーリングシステム概要

冬期外気温度が9℃以下の場合に冷却塔上部散水槽より落ちた水を外気と接触させて、冷却水を冷やします(下図参照)。
冷えた冷却水(5℃〜6℃)を、地下プラント内にあるプレート式熱交換器で各お客様より戻ってきた冷水(9℃〜12℃)と熱交換して、約7℃前後の冷水を製造します。
この方式により、冷凍機の運転時間が短縮され、100t-CO2/年(2022年度実績)のCO2排出削減ができ、省エネルギー・環境負荷低減に効果を発揮しています。

■フリークーリングシステム