それを受けて札幌駅北口再開発地域では、平成15年から冬季の冷房熱源として、寒冷地特有の自然エネルギーである「冷たい外気と雪」を活用しており、令和4年度の冬季(11月〜翌3月)における実績では、冷熱製造用熱源の約85%が自然エネルギーでまかなわれています。 |
「冷たい外気と雪」という自然エネルギーの冷房熱源への有効活用により、従来の冷凍機運転時間が大幅に短縮され、そのCO2排出削減量は約100トンとなり、これは50年生杉の木、約7,121本に相当いたします。 |
札幌市では、冬の恒例行事として都心部の大通公園で「さっぽろ雪まつり」が開催されますが、平成23年から新たな試みとしてこの雪まつりで使用した雪を再利用してこのイベント終了後に大通公園に山積みされた雪を2度目の利雪として冷房熱源に利用する計画を立て、札幌市と共同で雪の一部を都心北融雪槽に運搬し、4月に札幌駅北口再開発地域の地域冷暖房をご利用いただいているお客様のコンピューター室用冷房の熱源として利用いたしました。 |
札幌駅北口再開発地域の地域冷暖房をご利用いただいているお客様は、都心部に立地しながらも冬季冷房の際には間接的に札幌に適した地域の自然エネルギーを選択し、“環境都市さっぽろ”の街づくりの一環として、CO2削減に貢献していただいております。 |